2010年09月13日

 
この 前の記事 で,

動力付き 固定翼 航空機 ( 一般的な形の飛行機のことです。 )  の

     舵 の お話  を出したので,

模型飛行機を使って 基本的な お話をしま~す。

今回の ポイント は   (+1)   の 舵の名称 と その 役割

        ちょっと 小難しい けど, サラッ と 読んでね。  



教材は この スチレンを主材料とした ライトプレーン を使うよ。 
SRP&コテツ_01_400px


   3次元 を飛ぶ 航空機 には,
   重心を 中心にして  X ・ Y ・ Z の 3つの軸 があります。


その 3つの軸を 制御するため の, 基本的な舵 として

エルロン,  ラダー,  エレベータ  があるんだ。 

   今回は 一般的な 飛行機 の 話です。
   滑空機 ( グライダー ) は 3舵 については同じです。
   回転翼 ( ヘリコプター ) については またの機会に。



先ずは 主翼 に 注目。
これは 左の主翼 と 左エルロン。
SRP左翼&左エルロン&コテツ_01_400px


エルロン ( 補助翼 ) は 左右の主翼に付いていて, それぞれを 逆に動かし
進行方向に対して, 飛行機の 左右の傾きを調整する 舵 です。  
SRP左翼&左エルロン_400px


こっちは 右エルロン。
画像 例 の場合, 左エルロン が上がって, 右エルロン が 下がっています。
この場合, 空気の力によって, 右の主翼が 持ち上げられ,
左の主翼は下げられるので, 飛行機は  に 傾きます。  
SRP右翼&右エルロン_400px


次に 尾翼です。
一般的には, ひとくくりで 尾翼 と 言われていますが,
画像の形式の尾翼の場合,
垂直尾翼 と 水平尾翼 に付けられた舵で 2つ の 軸 の 方向制御 をします。
SRP尾翼&コテツ_03_400px


垂直尾翼 ( 垂直安定板 ) には ラダー ( 方向舵 ),

水平尾翼 ( 水平安定板 ) には エレベータ ( 昇降舵 ) が 付いています。

SRP尾翼_05_400px


原則として 水平飛行 している場合,

ラダー は 進行方向に対して 機首 と 尾部 を左右に コントロールするための舵

エレベータ は 飛行機の 機首 と 尾部 を 上げたり下げたり するための舵 です。
  ( 画像では 分割されていますが, 左右 均等に同じ動きをさせます。 )



  参考までに, 一般的な動力付き航空機 の場合 ※,
  巡航速度 で 水平飛行中,
  上下の動きに対しては,  単純に エレベータ だけを 操作しても,
       上昇 または 降下   は しないんだよ。
  一時的には, 上を向いたり, 下を向いたりするけどね ・・・・・。
  上昇 や 降下 させるには, 重力 または 揚力(ようりょく) の関係で,
       動力 (エンジンなどの) 出力 の 調整 も必要なんだ。 

    ※ 出力が過剰に余裕のある航空機
     ( 戦闘機 や エアロバティック機, ラジコン機 など ) が
     余剰出力を使って水平飛行中の場合 などを除く





動力 は,
動力付き 固定翼 航空機 の 4つ目 の 舵 なんだよ。 
出力を調整することで,  飛行機の姿勢を変化させることが出来るわけ。
SRPプロペラ_回転中_400px


題材の ライトプレーン の 場合,
ゴム が 燃料 と エンジン の役目 をするんだよ。 
SRPプロペラ_02_400px


動力付き 固定翼 航空機 は,

基本的に 3つの舵 と 動力出力 の バランス を取ることで

    上手に 飛ぶ (飛ばす) ことが出来る んだ。 

      これは  模型 も 本物 も 同じ  なんだよ。



なんとな~く わかってもらえたかな?  
SRP&コテツ_03_400px

              じゃあ またね~  

コテツ_読書バージョン_051_400px




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